分子栄養学とは?

ノーベル賞を2回受賞した天才科学者ライナス・ポーリング博士と、 精神科医エイブラハム・ホッファー先生によって 1968 年にその概念が創出された学問のことで、日本では、栄養療法、分子栄養学、分子整合栄養医学、 またオーソモレキュラーなどと呼ばれています。ちょっとややこしいですねw

分子栄養学には、そもそも、私たちが、子供の頃から食べていた給食、料理番組や料理本などにある”理想的な食事のメニュー”というものはありません。

いったい、どういうことか?

例えば、親子3人の家族がいたとします。
その場合、お父さん、お母さん、子供、それぞれに必要な栄養が異なるということなんです!
一人一人必要な栄養素が違うのです!

つまり、人間の細胞のはたらき(DNAの働き)を分子レベルで考えるというもので、
個体差の栄養学」とも言われています。

私たち人間は60兆個の細胞からできています。
その細胞が正しく働いていれば、病気になりにくいし、
たとえ病気になったとしても自分の治癒力が働いて病気を治すことができます。
しかし、細胞が正しく働いていなければ、身体の調子が悪かったり、病気が治りにくくなります。

つまり、病気や身体の不調は、細胞のはたらきが正しく働いていない=細胞の機能不全であること
から、食事や栄養素を使って細胞自体を元気にする考え方が分子栄養学と言えます。