分子栄養学実践講座「サプリメントでがんを治す」

第9期 分子栄養学実践講座 (2017年11月12日)
「サプリメントでがんを治す」というかなり興味深い内容。

 タイトルは希望が持てそうな感じでしたが、いきなり結論からスタート
その結論とは、

結論1”そんなにがんは甘くない”
結論2”叩いてばかりは延命効果のみ”
結論3”原点に立ち返り、免疫力が回復しないと最終的には逃げきれない”

ん〜ですよね〜

講師の先生曰く、ありとあらゆる学会やセミナーが「効く」「効いた」というが
「がんの腫瘍が小さくなったらがんに効果があると言っているだけで、論文の中にあるのは5cmのがんが3cmになるくらいの話で、いくらがんを叩いても、本来の免疫系が回復しないと完治はしない」と。

しかし、『治せない病気を治すのは内科医の夢』とも。

ここで、講師の古野先生の自己紹介!
「現在、私は、自分の夢のために、フリーターで医師をやっています。なぜフリーターかというと、勤務医でそんな治療をやらせてくれる病院がなかったから」と。

我々は完治例が見たい!
完治だけを目指したい!
安く・早く・楽に!

そこから、完治を目指す がん治療をやらせてくれるクリニックを見つけたとのことでした。

なかなか、いないですよ〜こんなお医者さん!

で、がんの標準治療である抗がん剤の治る確率は 6~7% 。
さらに放射線や抗がん剤によるゲノム変化(細胞が持っている設計図の変化)が起きると逆にがんが進行・悪化し命を落とすリスクもあるとのこと。

そもそも、それ以前に、がん自体に対する、不安やストレスがひどい人は治らないそうです。
がんに対するイメージが悪いこともあるが、そのがんに対する捉え方がネガティブだとダメなんだそうです。確かにそう言われてみれば、今まで元気だったのに、人間ドックや検査などで、がん宣告されてから、どんどん病状が悪化する人も多いですね。

ここから本題のがん治療について

なぜ、放射線治療や抗がん剤治療でもがんは、転移したり、数年後に再発してしまうのか?

そもそも、がん細胞には「がん腫瘍幹細胞」というものがあり例えるならこれが、がんを作る兵器工場のようなもの。そして、一般的な検査で見つかるがんは、兵器。つまりこの兵器工場である「がん腫瘍幹細胞」が次々と、兵器である「がん細胞」を製造することができるというもの。

結局、がんが再発するのは、この「がん腫瘍幹細胞」である兵器工場を破壊できていないから。

この「がん腫瘍幹細胞」の兵器工場がどこに存在するのか?
さらに、どんな規模で、何を作っているのかを調べるのが、今回の治療の一つである「がん腫瘍幹細胞」の検査。
この検査によって、抗がん剤治療や放射線治療の効果の有効性、継続か中止かの見極めに役立つとのこと。

その検査後の、具体的ながん治療とは、

*分子栄養学に基づいた栄養解析と栄養指導
*アポトーシスアンチセンスで、mRNAを抑える(ただし6ヶ月のみ)
*抗腫瘍サプリメント+免疫系サプリメント
*免疫の要である腸内環境改善

難しいカタカナがたくさん出てきたので、できるかぎりわかりやすく説明しますね。
まず「アポトーシスアンチセンス」ですが、これはでガンの増殖を一時的に押さえる方法のこと。
「アポトーシス」は細胞死のこと、「アンチセンス」が増殖を抑える抑える治療のこと。

本来だと、細胞が自分自身で自然死すれば、がん細胞にはならないのですが、遺伝子の設計図が書き換わってしまって、がん細胞になってしまう…それ自体を抑えてしまおう!って方法です。もちろん、がん細胞を全てやっつけられるわけではありません。一般的な、抗がん剤治療では、がん細胞だけでなく、正常な細胞にもダメージを与えてしまいますが、「アポトーシスアンチセス」は、正常な細胞にはダメージを与えないのでリスクが少ないというメリットがあります。

しかし、その治療の効果が持続するのは、約6か月間。
がん細胞が増殖を停止している6か月間の間に、抗腫瘍サプリメント+免疫系サプリメントでがん細胞をやっつけていくのだそうです!

がん治療に使われているサプリメントの中には、私もアトピーやアレルギーの方に使っているものもあり、なるほど!と思うことも。

ただ後半は、その他がん治療に使われている天然成分のサプリメントや具体的な治療法についてで、私の知識不足でついていけず…ここに書くことができず、すみません。また、動画など再受講して機会があれば、アップしたいと思います。

今回参加して一番感じたことは、古野先生が否定的でも肯定的でもない毅然として粛々と話されている点でした。腹が据わっているという感じ。

先生は、クリニックでがんの診察することはほとんどなく、ほとんどがオンデマンド。つまり、直接の診察ではなく、メールや電話、SNSなどで、患者さんが、不安や心配なとき、質問があるときは、24時間いつでも連絡が取れる状態になっていて、対応しているとのこと。凄すぎます!
患者さんにとっては、不意に襲われる不安や心配なときにいつでも自分を見てくれているドクターに相談できるのは、心強いことでしょう!
でもって、たまに診察に来られた患者さんとは、だいたい一緒に食事してできるだけ時間を共有するようにしていると。

こんな先生には初めて会ったかもしれません。
いやはや、頭が下がります。

今回は、医学的な知識がない私にとって内容も高度でしたが、本当にライブで聴くことができてよかったと強く感じた1日でした。日本ではまだまだ、がんで命を落とす人が少なくない中、万が一、自分や家族ががんになっ時に、これまで身につけてきた正しい知識は、きっと何かの力になるはず!と分子栄養学の今後の可能性を強く感じました!これもっと、広めていきますので皆様のお力をお貸してください!

*今回のがん幹細胞検査や治療について知りたい方は、ここにシェアできない情報がたくさんあるため、直接お問い合わせください。

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